DJ光邦と司法書士のスマイル法you★

第2・4水曜日 17:25~ONAIR
DJ光邦と司法書士のスマイル法you★FMヨコハマ84.7第2・第4水曜日17:25~放送中

相続人が1人もいない!どうすればいいの?

 私には、えみ子さん(仮名)という従姉妹がいました。独身で子供もなく、既にご両親は亡くなっていて、兄弟姉妹もいません。

 10年ほど前から、えみ子さんは病気がちで入退院を繰り返すようになり、その都度、私が病院の手続や、身の回りの買い物、留守の家の掃除などの手伝いをしておりました。 先日、そのえみ子さんが亡くなりました。えみ子さんの遺産には、預貯金と自宅があり、通帳も鍵も私が持っています。 どうしたらいいのでしょうか。[相談者 田中さん(仮名)]

ユーキくんのアドバイス

 田中さんはえみ子さんの近親者の中で、一番近い関係だったのですね。しかし、法律上は従姉妹に相続権はありませんので、えみ子さんが遺言を残していればともかく、遺言がなければ遺産を相続することはできません。

 一方、えみ子さんの生前、田中さんは自宅の鍵を預かり、管理をしていたようですので「次の人」に引き継ぐまで、田中さんはえみ子さんの自宅の管理を放棄することはできません

 では、この「次の人」とは、誰のことでしょうか?相続人がいなければ、不動産を売ることもできません。 このようなときは、利害関係人は裁判所に対し、相続財産管理人の選任を申し立てることができます。自宅の鍵を預かっている田中さんは利害関係人にあたりますので、相続財産管理人の選任を申し立てることができます。以後、裁判所から選ばれた相続財産管理人が、えみ子さんの遺産の整理にあたります。

 相続財産管理人による財産の整理が進み、それでも遺産が余ったときは、相続人でない田中さんも、特別縁故者としての財産分与を裁判所に申し立て、いくらかの遺産を承継できる可能性があります。

| 前へ | 一覧に戻る | 次へ |

▲ページのトップへ戻る